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![]() Racing in the Rain
ブルー&オレンジのフォードGT40を駆るジャッキー・イクスのルマン式スタートへのプロテスト(イクスはフラッグが振り下ろされると車まで歩き、最後尾でスタートした)で幕を開けたレースは、常勝マシン「908」の後釜としてポルシェワークスが万全を期して送り込んだ「917」が20時間まで圧倒的な速さでトップを走るがトラブルでペースダウンし、クラッチトラブルでリタイア。2番手から浮上した908もギアボックスのトラブルに見舞われ、イクス組のGT40が狙った通りの展開でトップに立つ。しかし後続の908も追い上げ、3時間を残してレースは激しさを増していった・・・
そして最終ラップ、GT40と908はテールツーノーズ状態でゴールを目指す。トップが幾度となく入れ替わりながら、クライマックスのミュルサンヌのコーナーへ。突っ込みでブレーキングに分のあったGT40が908をかわしてコーナーを立ち上がり、トップでチェッカーをくぐった! 5000km走り続けて、わずか100m程度の僅差・・・ 本書は、そんなドラマチックなスポーツカーレーシングの絶頂期に、ブルー&オレンジのガルフカラーのチームでJ・ワイアの右腕としてチーフエンジニアを務め、GT40の誕生と栄光のすべてを知る男、その後ポルシェに転じてガルフカラーの917の黄金期を築いた男、ジョン・ホースマンの自叙伝。話し言葉に近いわかりやすい文章でホースマンが淡々と語るのは、スポーツカーレーシングの熱狂が渦巻いた佳き時代の輝きと栄光の舞台裏だ。 |
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